広島県民謡「音戸の舟唄」の歌詞や発声練習や歌い方(動画あり)を解説しています。
音戸の舟唄の歌詞
ヤーレーノー船頭可愛や 音戸の瀬戸でヨー(ハドッコィ)
一丈五尺の ヤーレノーエ 櫓がしわるョー
(ハドッコイサッサト)
ヤーレーノー安芸の宮島 廻れば七里ョー(ハドッコィ)
浦は七浦 ヤーレーノーエ 七恵比須ョー
(ハドッコイサッサト)
ヤーレーノー 泣いてくれるなよ 出船の時にョー(ハドッコィ)
沖で櫓櫂の ヤーレーノーエ手がしぶるョー
(ハドッコイサッサト)
ヤーレーノーここは音戸の瀬戸 清盛塚のョー(ハドッコィ)
岩に渦潮 ヤーレノーエぶちあたるョー
(ハドッコイサッサト)
ヤーレーノー浮いた鴎の夫婦の仲をョー(ハドッコィ)
情け知らずのヤーレノーエ 傳馬線ョー
(ハドッコイサッサト)
ヤーレーノー沖の鴎の鳴く声聞けばョー(ハドッコィ)
私ゃ立つ鳥 ヤーレノーエ波に聞けョー
(ハドッコイサッサト)
音戸の舟唄の背景と唄い方
広島県安芸郡音戸を中心に唄われた漁師の作業唄です。
船を漕いで瀬戸内海で漁をする唄なので、ゆっくりでありながらも力強く唄いましょう。
尺八が伴奏なので、尺八は唄の後追いをしますから、尺八をリードするような感じで歌い出すように。
動画でも解説していますが、下図のように出だしの「船頭可愛や~・ヤ」と赤文字の部分はトメます。二番も同じです「秋の宮島(みやじま~ア)」の「ア」ですね。このように三番以降も出足の歌詞の後の母音も同じく止めます。ゴンちゃんの動画をよく聞いてください。