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大分県椎葉村に唄われる櫨採りの唄の歌詞と唄い方を解説します。櫨の実を絞ってできる櫨蝋(はぜろう)は和ローソクの原料になり、江戸時代には、櫨の実を採取する農家も多くあったそうです。
櫨の実からしぼった脂はジャパンワックスとも呼ばれ、お相撲さんのちょんまげを結うのに使われる鬢付け油、木製家具や建具の艶出し剤、膏薬や口紅などの原料として江戸時代から幅広く使われてきました。
歌詞そのものは短いが歌うとなれば、多少の年季も必要。なぜなら、下の五線譜のように伸ばしが多いし、ブレスは一番の歌詞だけでもブレスは4回しかできない。労働唄らしく、生活臭のあるような雰囲気で歌うとよい・・・難しい(汗
大分県民謡はぜとり唄の歌詞
(一番)
朝もはよからョ 櫨採りの唄が聞こえますぞえ
ヤレ わが里によ
(ヤレコイナ ドッコイショ)
(二番)
なんの因果でョ
櫨採いを なろぉたヨ はぜのォ 小枝にィヨオ
ヤレ身をまかせるヨ
(ヤレコイナ ドッコイショ)
はぜとり唄の唄い方
ごらんのように、一語一語に伸ばしや、回しが入ります。
特に母音は丁寧にはっきり歌うようにしましょう。
一小節最後にブレスをしますが、慣れないうちは適当にやってください(笑
とにかく「お腹から声を出す練習は基本ですよ~」