義母が楽しそうに民謡を歌っているのを見て自分も民謡を習うことにした。
義母は84歳だけど、日本舞踊や民謡、カラオケなど毎日どこかへ出かけています。
声を出すことは健康にもいいし、舞台やナレーションにも役立つと思っています。演歌はよく歌うので、民謡もスッと入れるだろうと思ったら、あ~た、大間違い。
最初は声の出し方、引き方で苦労した。演歌のときは声を出していくのが多いけど、民謡の場合は結構キーが高くなることもあり、引き声を上手に使わないといけない。
民謡を歌うことになって最初の練習課題曲は「五馬の駄賃どり唄」といって、大分県の民謡。
僕の師匠の畑先生、十八番の一つをもらって特訓中。
日田~耶馬渓の上下を馬に産物品を背負わせて道中する姿を唄うのだが、歌詞に情景を浮かべて、馬方になった気持ちで唄う。
尺八の伴奏に 合わせて、唄うのが結構難しい。
ユーチューブなんかでも、この民謡を唄っている動画がない。
最初は、高音を出すのが精いっぱいだったけど、何回も何十回、何百回と唄うにつれて、高音も出て、ほろよくのびてくるし、情景や感情が入ってくる。もうこの唄を何千回唄ったか・・・民謡に限らず、何でも練習あるのみだな~。
色々な民謡を練習していて思うのだが、子どもの頃に聞いていた民謡も、この歳になって聞き返し、改めて唄ってみると、心に響きますな~。昭和の演歌同様に、日本人には民謡があいます。
いきなり歌うことになった
明日(20日)は、宗像市民祭りというのがあって、そこで通っている民謡教室の生徒さんが奉仕を兼ねて、日ごろの成果を発表する。
そこに僕も出て練習曲の五馬の駄賃どりを唄うことになった。つまり民謡デビューっていうことだ。
人前で歌うことは慣れているが、民謡はデビューするという大袈裟なことでもないと思うが、ここも練習場と思って、明日は気軽な気持ちで唄ってみよう。
五馬の駄賃どりをイメージして、僕が馬子になっているイラストを作ってみた。
そしてもうひとつ、プログラムの最後に、ひょっとこ踊りの出番もあり、これはやったことがない。
4拍子の単純な動作だが、ユーチューブを見ながら、やってみると結構難しい。
基本動作はあるうようだが、いかに「ひょっとこ」の面白さを動作にアレンジするか、これも踊り手個人個人の演出によるところも大きい。
このひょっとこ踊りは宮崎県を代表する踊りとか。毎年開かれる日向ひょっとこ祭りには、毎年数万の観客を集め、2000人近い踊り手が市内を練り歩くそうだ。
この歳で色々な経験をさせてもらうことは、ありがたいことだ。
民謡はこれからも唄っていくし、若い人にも教えていきたい。