子守唄

宇目の唄喧嘩

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宇目の唄喧嘩の歌詞

あんこ面見つらみよ 目は猿まなこヨイヨイ
口はわにぐち えんま顔
(アヨーイヨーイヨー)

※いらん世話役他人の外道ヨイヨイ 
やいちょよければ 親がやく
(アヨーイヨーイヨー)

可愛いがられち又憎まれるりゃ ヨイヨイ
可愛がられた 甲斐がない
(アヨーイヨーイヨー)
※わしがこうしち 旅から来ちょりゃ
旅の者じゃと 憎まるる
(アヨーイヨーイヨー)

憎みゃしません 大事にします ヨイヨイ
ときじゃ ときじゃと遊びます
(アヨーイヨーイヨー)
※はだけられても世間は広い
広い世間に出ち遊ぶ
(アヨーイヨーイヨー)

私ゃ歌いとうち 歌うのじゃないかヨイヨイ
あまりつらさに 泣くかわり
(アヨーイヨーイヨー)
※あまりつらさに出ち 山見れば
霧のかからん山はない
(アヨーイヨーイヨー)

宇目の唄喧嘩の背景と唄い方

大分と宮崎の県境にある宇目町に伝わる子守唄です。宇目の木浦鉱山に仕事に出かける母親の代わりに、幼いこどもが自分の妹や弟を子守する家庭が多かったそうです。子守ができない家庭では、子守をしてくれる娘を住み込みでやとうことも。そうした娘たちは夕方になると赤ん坊を背負い、子守たちが集まる神社の境内で「うっぷん晴らし」の唄喧嘩をしたのが、この唄の始まりです。

「あんこ」とは「あの娘」のこと。悲哀を込めてしっとり唄います。
※部分は、キーを高くして唄います。

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