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弥三郎節の歌詞
一つァエー
木造新田の下相野
村のはずれのコの 弥三郎エー(アリャ弥三郎エー)
二つァエー二人と三人と人瀬もで
大開の万九郎から嫁もろた
三つァエー三つ物揃えらもらた嫁
もらで見たどこァ 気に合わね
四つァエー夜草朝草かかねども
遅く戻ればいびられる
五つァエーいびられはじかれ
にらめられ 日に三度の口つもる
六つァエー無理な親衆に使われて
十の指コから血コ流す
七つァエーなんぼ稼いでも働いても
つける油コもつけさせね
八つァエー弥三郎家コばり陽コァ照らね
藻川の林コだば陽コザ照らね
九つァエーここの親たちゃ皆鬼だ
ここさ来る嫁ァ皆馬鹿だ
十ァエーとなり知らずの牡丹餅
嫁さ食わせねでみな隠す
弥三郎節の背景と唄い方
なんとも面白い歌詞ですが、まじめに読むと「嫁いびり」の唄です(泣
この唄は西津軽郡森田村の大家であった弥三郎が、嫁をもらったけど、嫁が気に入らず、それから嫁いびりをする。たまらず離縁された嫁が帰りの道中で不満と憎しみを込めて唄ったといわれてます。ですが、嫁への同情した世間が弥三郎のなんとも情けない、いくじなさに対して唄ったとされています。
歌詞を見てもらえばわかりますが「数え歌」です。
メロディーもよく唄われる数え歌と似通っているので、難しくはありません。