熊本県民謡の牛深ハイヤ節の歌詞と歌い方を解説しています。
牛深ハイヤ節の歌詞
サッサヨイヨイ(サッサヨイヨイ)
ハイヤエーハイヤ(ハッ ハッ ハッ)
ハイヤで今朝出した船はエー(ハヨイサヨイサ)
何処の港にサーマ 入れたやらエー
※「エーサ牛深三度行きゃ 三度裸(ハヨイト)
鍋釜売っても 酒盛りゃしてこい 戻りゃ
本渡瀬戸 徒歩渡り」
ヨイサヨイサ(ハヨイサヨイサ)
サッサヨイヨイ(サッサヨイヨイ)
ハイヤエー北風かと
思えばまた南風の風ヨー
風さえ恋路のサーマ 邪魔をするエー
※「エーサ黒潮沖からやって来た 新造か白帆か白鷺か
よくよく見たれば わが夫様だい」
ヨイサヨイサ(ハヨイサヨイサ)
サッサヨイヨイ(サッサヨイヨイ)
ハイヤエーハイヤ(ハッ ハッ ハッ)
ハイヤは何処でもやるがエー
牛深ハイヤはサーマ 元ハイヤエー
※「エーサ川端石だい 起こせば蟹だい
蟹の生焼けゃ食傷のもとだい
食傷蟹なら 色なし蟹だい
ハ押せ(ハ押せ)
押せ押せ押せ押せ 押さねば上がらぬ 牛深瀬戸じゃ」
ヨイサヨイサ(ハヨイサヨイサ)
サッサヨイヨイ(サッサヨイヨイ)
牛深ハイヤ節の背景と唄い方
全国のハイヤ節系の元祖でもある「牛深ハイヤ節」。船乗りたちが酒盛り唄として各地の港港に伝えお座敷唄となっていった。
この曲調の流れを汲んで、阿波踊り、塩釜甚句、佐渡おけさ、下田節、津軽あいや節、越中おわら節など等が歌われている。
歌い方のポイントは、お囃子との掛け合いのタイミングを外すことなく唄わないと、伴奏についていけなくなります。※の部分は語り調になるが活舌をよく滑らかに威勢よく発声します。
本場の方たちが歌っている動画を参考に唄い方を覚えた方が早いかもしれません。