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江戸時代の中頃に鰊漁で栄えた江差に、本州の船頭や瞽女(ごぜ)、座頭の芸人たによって、持ち込まれた民謡の中に追分節があって、明治の末期ごろ鰊漁が不漁とともに錆びれていき、せめて追分節だけは残そうと江差追分が作られました。その後、三橋美智也さんによってラジオやテレビで放送されるようになって、江差追分は有名になりました。
【前 唄】
国をはなれて 蝦夷地が島へヤンサノェー
いくよねざめの 波まくら
朝なタなに聞こゆるものはネ~
友呼ぶかもめと 波の音
【本 唄】
かもめの(ソイ) なく音に(ソイ) ふと目を(ソイ)さまし(ソイソーイ)
あれが(ソイ)蝦夷地の(ソイ) 山かいな(ソーイソーイ)
忍路高島 及びもないが
せめて歌棄 磯谷まで
泣いたとて どうせ行く人
やらねば ならぬ せめて波風 穏やかに
【後 唄】
沖でかもめの なく声聞けばネ~
船乗り稼業は やめられぬ
この歌は、尺八にのって本唄を歌うのが多い。
「かもめののののののの~~~」というように、母音を伸ばしながら息継ぎも一小節で1回と正直言って難しいです。
でも練習するかいはありますよ。これが唄えるようになれば、どんな民謡も唄えるようになりますね。