北海道の民謡

道南口説節の歌詞と唄い方

道南口説節(どうなんくどきぶし)は、1と2がありますが、順番はどうでもいいようです。

道南口説節(1)

オイヤァーサァーエ
オイヤ私しゃこの地の荒浜育ち
声の悪いのは 親ゆずりだよ
節の悪いのは 師匠ないゆえに
一つ唄いましょう はばかりながら

オイヤ主と別れた山の上の茶屋で
カモメ泣く泣く 臥牛がぎゅうのお山
甲斐性ないゆえ 弁天様に
ふられふられて 函館立てば

オイヤ着いたところが 亀田の村で
右に行こうか 左に行こうか
ままよ七里浜 久根別すぎて
行けば情けの 上磯ござる

オイヤ登り一里でくだりも一里
浜に下がれば白神の村
大沢渡って及部にかかりゃ
ついに見えたよ松前城下
今夜の泊りは 城下の茶屋で泊まるサエ

道南口説節(2)

オイヤァーサァーエ
オイヤ 上でいうなら矢越やごしの岬よ 
下でいうなら恵山えさんのお山
のぼり一里で下りも一里
恵山お山の権現様ごんげんさま

オイヤ わずか下がれば湯茶屋ゆちゃやがござる
草鞋わらじ腰につけ 椴法華とどほっけ通れば
恋の根田内ねたない 情けの古武井こぶい/rt>
思いかけたる あの尻岸内しりきしない

オイヤ むかし古来の 古川尻よ
わずかさがれば 目名めなが沢よ
目名が沢には トチの木ござる
四月十日は石倉まいり

オイヤ 黒い岩とは 黒岩の村
銭のかめでた 銭亀の沢
志海苔昆布しのりこんぶは 名代の昆布
枕そろえて 一夜も根崎

オイヤ 着いたところは湯の川村よ
さても恐ろし 鮫川ござる
お前砂盛里 わしゃ高盛りよ
ついに見えたよ 函館の町
今夜の泊りは新川茶屋で泊まるサエ

北海道の道南地方に100年もの間に脈々と瞽女(ごぜ)の唄として伝わって今日に至ります。瞽女(ごぜ)は、門付けをしながらお金や食べ物をいただき生活していました。昭和28年にNHKラジオに流れ全国に広まったようです。「オイヤァーサァーエ」というのは、「ごめんなさい」の意味。
三味線、尺八、太鼓に乗って、大きな口で声量あげて唄いましよ。

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