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沢内甚句の歌詞
沢内三千石 お茶の出どこ
(ハイハイトーキターサ)
つけて納めた コリャお蔵米
(ハイハイトーキターサ)
大志田歯朶の中 貝沢野中
まして大木原 コリャ獄の下
(ハイハイトーキターサ)
沢内三千石 お米の出どこ
桝で計らねで 箕で計る(身ではかる)
(ハイハイトーキターサ)
月の夜でさえ 送られました
一人帰らりょか コリャこの闇に
(ハイハイトーキターサ)
沢内三千石 所のならい
姉が妹の 仲入りする
(ハイハイトーキターサ)
甚句踊りの始まるときは
へらも杓子も コリャ手につかぬ
(ハイハイトーキターサ)
甚句踊るより 泣く子をあやせ
親じゃなければ あやされぬ
(ハイハイトーキターサ)
踊り踊るべと けえもち鍋たまけた
へらでさらねば 手でさらた
(ハイハイトーキターサ)
沢内甚句の背景と唄い方
南部盛岡藩には隠し田があったらしく、その和賀軍沢内村は豪雪地帯で、米作りには決して向いておらず、天保年間の大飢饉の際に、年貢米減免のため、庄屋が自分の娘である「およね」を献上したという伝えがあります。甚句独特の低音から歌い出していく唄い方や、中音、高音でも歌い出せるが、最初は低音域でうたいながら練習したほうがよい。