ドッグフードによるアレルギー症状
ドッグフードによるアレルギー症状で多いのが皮膚疾患。
- 赤みが出る
- かゆみが出る
といったものですね。
赤みはお腹周り・鼻・口周辺・耳・股下・背中などに出やすく、赤みが出た後はかゆがります。
かゆみが進行してしまうとハゲが出てくることもあります。
いつもかゆそうにしているワンちゃんは可愛そうですし、毛並みを悪くパサパサな感じになってしまいます。
下痢・嘔吐
皮膚疾患の次に多いのが「下痢」「嘔吐」ですね。
犬は勢いよく食べる修正があるので「吐き出し」と区別して見分ける必要がありますが、食べてすぐに嘔吐した場合は「吐き出し」、食後少し経って嘔吐した場合はアレルギーである確率が高いです。
アレルギーは食物にが腸に吸収されるときに起きる拒否反応なので、少し時間が経って戻してしまうわけです。
嘔吐物が消化されて原型をとどめていない場合もアレルギーである確率が高いと考えられます。
その他症状
その他に鼻炎などもアレルギー症状として出ますが、いずれにしても詳しい原因は病院で検査をしてもらわなければ分かりません。アレルゲン(アレルギーの原因となるもの)にも種類があり、牛肉・乳製品・小麦・仔羊肉・鶏肉・鶏卵・大豆・とうもろこし、などドッグフードに含まれるものから、ノミ、ダニ、花粉といった生活環境によるものもあります。
アレルギーに関しては目に見えているもの以外の要因も大きく関係してきますので、動物病院でアレルゲン検査してもらいましょう。
病院によりますが費用は1~3万円です。
アレルギー予防には「フードローテーション」が効果的
食べ慣れた2~3種類のドッグフードをローテーションで与えることを「フードローテーション」と言い、「アレルギーの予防」「強い消化器系を維持」「好き嫌いをなくす」という3つのメリットがあります。
昔はペットフードメーカーの宣伝によって「生涯1つのドッグフード」という考え方が一般的でしたが、最近ではフードローテーション派の人も増えています。
人間でも同じものを食べすぎると食物アレルギーや過敏症になってしまうように、ワンちゃんも同じ食べ物で食物アレルギーや過敏症になります。
特に1種類のドッグフードを毎日3食食べる続けることで、人間よりもアレルギーになりやすいと考えられています。
フードローテーションのやり方は2~3週間ごとにドッグフードを変えるだけ。いくつかの種類を混ぜるわけではなく、1種類ずつ与えていきます。
愛犬用サプリメントの利用法
愛犬が野菜嫌いだったり海藻を全く食べないという場合でしたら、サプリメントをつかってもいいでしょう。ただし、補給が必要なのはビタミンやミネラル類になります。
また、病気がちで虚弱な犬の場合も、獣医師に相談の上、サプリメントの摂取を検討してください。
体調にあわせて、取り入れてみてもいいでしょう。
動物用のサプリメントも市販されていますが、犬に人間用を与えていけないという理由はありません。
やはり人間用の方が品質が高いのは当然ですが、品質さえ確かなものでしたらどちらを使ってもいいでしょう。
ただし、人間用のサプリメントを用いる場合は量に注意が必要です。
小型犬は3,4日に1錠与えるなど、体重に応じて加減してください。
サプリメントの使用に際しては、きちんと食事のアドバイスができる経験豊富な獣医師の指導を受けましょう。
同じような成分のサプリメントを何種類も摂取しないように。
栄養を補うだけでなく排泄促進の視点をもちましょう。
「症状を消す」という発想は捨てましょう。
なぜその症状が出ているのかという根本原因を突き詰めれば、栄養不足ではなく、排泄に問題のある場合がほとんどです。
排泄がうまくできていない状態に、栄養をどんなに補給しても効果はありません。
サプリメントの選択にも、排泄促進という視点を持ってください。