僕の性格上、仕事や趣味でもなんでもそうだが、数値目標がないと燃えない、続けないので、今年も色々な目標を設定。
その一つが民謡講師の資格。今年の秋にあるのだが、資格を取ったからどうということではないのですが、聞く方も資格を持っている人が唄っているとなると、「お~」となるんじゃない?(笑)。
しかし、民謡は色々な唄があるけど、その地域で唄われる民謡には、人情、風土、歴史が学べるので、学のない僕には勉強になる。
今年で70歳になるけど、そういう方面はまだまだ知らないことだらけ、なので一曲一曲がとっても新鮮だ。また
試験にチャレンジするとかこういう体験も超ワンダフルなのだ。
さて、2017年日本民謡協会講師の資格試験の課題曲は、祖谷の木挽き唄と関の五本松。
祖谷の木挽き唄は、森昌子や香西かおりもよく唄っている。僕の教室でも他の生徒さんが唄っているのを聴いて覚えてしましった。
祖谷の木挽き唄は、平家の落人が源氏から逃げるために作った橋だとか。
そして、この地方の作物が、稗や粟、とうもろこしなど。それを夜なべして女性たちが粉をひいており、夜なべの眠気覚ましに唄ったといわれる。
蜘蛛の巣のように橋がゆらゆら揺れている風景は、そんな女性のせつない気持ちを表現しているのかもしれない。
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関の五本松は、島根県の民謡で、昔、島根港に出入りしたり隠岐に通ったりする船頭や漁師たちが、航路の目標として親しんだマツ。
失われたマツを惜しんで地元の人々が歌った歌が民謡『関の五本松』。
だけど歌詞を読んでいると夫婦和合の意味をも 込めて歌われるようになったのがよくわかる。
いつの時代も夫婦仲良く、嫁さんを大切にせなあかんということや。
もともと、民謡には興味があったのだが、その当時は仕事に追われ、自由な時間もなかった。
というと、今では言い訳に聞ける。もっと早くから民謡を始めて、今のお師匠さんと出会っておれば、今頃はNHK歌謡コンサートで唄っているかもな~(ガハハッハ)