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宮崎県民謡の日向木挽唄の歌い方を解説しています。木挽きの労働歌の中でも傑作ともいわれる日向木挽き唄。宮崎県の山岳地帯が多い北部、県南、県中にかけて残されている唄です。この唄の源流は広島県の広島木挽き唄とも言われています。日向木挽き唄が歌えるように楽譜と動画を用意していますので参考になさってください。
日向木挽唄の歌詞
ヤーレ山で子が泣く 山師の子じゃろ
ほかに泣く子が あるじゃなし
(ハーチィートコ パートコ)
ヤーレ大工さんより 木挽が憎い
仲の良い木を 挽き分ける
(ハーチィートコ パートコ)
ヤーレ鋸よさがれよ 墨づてさがれ
おれとお前の 金もうけ
(ハーチィートコ パートコ)
ヤーレ木挽きの女房にや なるなよ妹
妹だまして 姉がなる
(ハーチィートコ パートコ)
日向木挽唄の歌い方
この唄は、尺八歌です。男性なら3本から5本、女性は6本から8本で歌います。
出だしの「ヤーレー」がこの唄のポイントです。
ちょっとハイオクターブで歌い出します。
「ヤ」は、「ヤー」の前に、心持ち「イヤァー」と少ししゃくり気味に発声したほうが上手に聞こえます。
全体的に山を意識して、こだまするように、伸びやかに情感を込めて歌います。