楽しみにしていたいっこく堂の腹話術を鑑賞しに奥さんを連れ立って博多座へ。
開演迄の合間に夕食やお土産を買ったりするのも楽しみのひとつだが、館内のムードにつつまれついつい余計なものまで買ってしまう。
博多座では歌舞伎をはじめどの公演でも30分ほどの休憩があるので、客席でお弁当を広げて食事もできる。アルコールは缶ビールを買うことができるが高いですよ。
いっこく堂が博多座で講演することになったは、彼が売れ出す前には宇野重吉主宰の劇団民藝に入団し、
米倉斎加年との出会いに始まるそうだ、
そもそも腹話術に興味を持ったのが中学1年のと地元沖縄のテレビ放送で婦警さんが子供たちに、腹話術で交通マナーを教えているのを見たことからと開演すぐの自己紹介で述べていた。
続きを紹介すれば、元々俳優になりたいという願望があって、スカウトの声がかかるように物真似を始めて上京してから色々なコンテストで優勝はするものの一向に声がかからない。
そのため劇団民芸に入団するが3年後に自分の理想と劇団の進む路線が違うギャップに悩んでいたころ、劇団の地方公演終了の食事会で彼の進むべき道が開けたと言っていた。
当時の食事会で彼が物真似を披露したおりに、米倉斉加年から君は劇をやっている時より一人でやっている方が生き生きしているといわれ、退団して一人芸を進むことを決断。
試行錯誤の末に腹話術を極めることを決心したという。
それいらいテレビで認知度を高めて、今では国内はもとより中国、アメリカ、ヨーロッパで母国語を多用した腹話術で公演行い世界的な腹話術使となった。
約2時間の公演だったが、とにかく拍手・笑いと同年代のシニア、若いファミリーも大満足の公演だった。
腹話術一つでこれだけのお客さんを呼べるわけですからもう名人・達人・神の領域ですな。
アンコールでは腹話術の覚え方のコツを披露してくれた。
それにしても一流の芸事を生で見れるのは、自分の仕事にも何かと役に立つことが多い。