博多には博多座というメジャーな大舞台があるが、その傍らでJR博多駅近くに大衆演劇を腹いっぱい楽しめる博多新劇座がある。ゴンちゃんも仕事柄、出演する映画やCMなどの役作りや舞踊の参考にしようと思い、博多新劇座へ何度も通っている。
僕と同年代の方なら、一度や二度は子供の頃には大衆演劇見に行った経験もあると思います。
当時はテレビがまだ普及していない頃だったので、劇団が地元に来るのが楽しみだったし、楽屋裏にもこっそり入ったりして、叱られたことも懐かしい。
大衆演劇は人間ドラマが凝縮されている
大衆演劇の役者さんたちは全国を公演する。決して連日が大入り満員とは限らないが、それでも公演中は手抜かりなし。
まさに生活をかけて演目に取り組んでいる。
最新の舞台機能を完備した劇場で、役者と観客の距離が近い大衆演劇が年間を通していつでも楽しめます。
楽しむ意味において観客も役者の一員になれることが、大衆演劇にはまる理由かもしれない。
大衆演劇はけっしてあなたを一人にしないエンターテイメントなのです。
新劇座のファン層
ここ、博多新劇座はこじんまりした舞台で、贔屓は地元のおばちゃんが多く、役者と観客が一体となるのも魅力だろう。
場内での写真撮影も自由で、贔屓の役者に送る声援も歌舞伎と違って、親近感が沸いて会場も盛り上がる。
博多座に出演する役者と違って、それこそ、観客の入りが日々の勝負だけに、役者の熱演ぶりが違う。
座長や贔屓の役者が観客席まで下りてくれば、常連客だろう、お花を役者の着物に着けたりしてくれる。
ここが大衆演劇役者のいちばんの喜びになるんだろう。
博多新劇座の座席表
Googleインドアビューで劇場内を詳しく見る>>
料金・演目構成~鑑賞の仕方
今日は、座長の不動倭 剣戟はる駒座の公演をやっており、芝居と舞踊を鑑賞。
博多座がA席が14,000円するが、ここは全席2000円。
なんと、単純計算で7回、つまり日替わりメニューだから、1週間違う公演を楽しめる。
昼と夜の二部構成となっており、
昼は午後12開演、午後3時終了。夜は、午後6時開演、9時終了。
お弁当は開演前、座席で食事ができる。
幕間にはアイスクリームやゆで卵、コーヒーなどの販売サービスもある。
JR博多駅から徒歩でゆっくり歩けば10分以内。
ちょっとの息抜きに出かけてみてはどうだろう。